tomorrow is another day

人生の負け組WOGのヒキヲタで気まぐれな雑記。

デジタル時代の罠

3月初旬まで鬼のように仕事→アメリカで馬鹿になって来る→帰国→東京に行って更に馬鹿になって来る→合間合間にNCAAトーナメント観戦

という鬼スケジュールを一昨日までやっていたのでなかなか自分の中のやる気スイッチが戻って来ないWOGです。

ところで最後の牙城だったパナソニックが遂にVHSデッキを生産するのを止めるそうで。

「パナソニック、VHSビデオ機の生産を終了」

まぁウチの実家の場合、両親が未だにビデオ機の録画の仕方判らなかった上に、いきなり地デジ対応のケーブルテレビに変えたらブルーレイレコ買って来やがったので「ブルーレイとは?」というところから説明を始めなければいけなかったんですけどね。

頼むから家電店の店員さんも全く電気系統がダメな人(好例:ウチの親父)に対してBD-REとか薦めるのやめてくれないか。ウチの親父がVHS気分でBD-REを得意げに「買って来た!」と見せられて二の句が告げなかったワタシの身にもなってくれ(涙)。(因みに親父はとっくに生産終了して久しいフロッピーディスクを未だに使用して文書作成してます^^;)

今の平成生まれ世代にはVHSとベータの熾烈な争いがあったというどころか、ゆとり世代になるとHDDVDとブルーレイ間の熾烈な争いがあったことすら知らない人が多いかもしれなさそうですね。

大体WOGの属する団塊ジュニア世代というのはVHSが段々優勢になったころに電気系統の接続を学び始め、仕事が忙しくなった頃にDVDが出現する、というタイムラインになっているので、DVD以降の大規模容量媒体については人によっては非対応の人も多いのですよ。

当方はHDDVD対ブルーレイの決着が着くまではDVDなどのデジタル製品は大抵パソコンで見てて、ブルーレイに軍配が上がった時に全部揃えましたので、それほど不便は感じていないのですが、一番困るのは今の自分のほぼ完璧に近いデジタル環境の状態から「すぐに飛びつきました」系の人にディスクを送る時ですね。

大体「すぐに飛びついた」人はDVDレコをやたらと高い値段で買ってます。そしてその時期はまだ地上デジタルが放送されていなかったので地デジ非対応なんですよね。パソコンでも然り。仕事してても、こっちがCRPM対応のDVD-Rを持ってきてるのに職場の教室によってはパソコンにもDVDプレイヤーにも「コレはCRPM非対応です」と書いてあってジ・エンド。まぁしょうがないのでYoutubeの動画でその場をしのぎましたが、動画を流してて「コレジャナイ」感満載でした(涙)。

先日もブルーレイを持ってないという人の為にDVD-Rでドキュメンタリーを録画したものを送ったんですがその方がDVDレコもパソコンもCRPM非対応だったという悲劇が起こりました(涙)。「Codecがどうのこうのって言われて見られなかったー」とゆってましたが、こちらとしては「orz」と返答するしか無かったです。

デジタル画質になって「ぬおおおお!はっきりくっきり!」と(主に『風林火山』の再放送で)感動したのは良いのですが、世帯によって対応度が全く違うというのはちょっと問題かな、と思います。特にWOGの場合は「録画できなかったー!!」という人にお裾分けをしてあげる立場になることが多いので、これまでだったらVHSビデオをポンと送ればよかったのですが、DVDとブルーレイ主体になって「えーっと、そっちはどこまで対応してる?」という質問項目を付け加えなければならなくなりました(涙)。コレ、はっきり言ってめんどくさいです。

因みに先月アメリカで泊まった時はブラウン管テレビ+ケーブル回線だったので懐かしさを覚えました。まぁ今の景気ズンドコ格差デモ続出のアメリカで全世帯に地デジにしろとか言ったら火に油を注ぐようなもんでしょうからどの州も連邦政府も「勝手にやってくれ」状態なんでしょうが、ブラウン管テレビが既に時代の遺物化した日本から来るとちょっと懐かしさが(苦笑)。

まぁそれでもアメリカ在住の時に週一で必ず行っていた某日本食料品店のレンタル映像コーナー(恐らく出処は台湾やら中国の海賊版なので店名は伏せさせていただきます)は全てDVDに変わっていたので時代の流れを感じました。(自分がいた10年前は全てビデオテープでした)

アメリカでは途中ニューヨークにも一泊しましたがやっぱりそこのホテルもブラウン管でしたね。帰国してから10日もしない内に東京にも泊まりましたが、低価格ホテルにも関わらず液晶テレビバッチリ装備されてました。もしかしたら今だと日本とか中国沿岸部の富裕層の家の方がデジタル環境揃ってる世帯が多いかも知れません。

それにしてもアメリカに行って「放射能は大丈夫?」と質問されることが矢鱈と多かったです。「放射能の汚染で問題になってるのは東日本!ワタシは西日本から来たの!」と何回答えさせられたことか(涙)。いや、確かに西日本に住んでても福井に鬼のようにある原発があぼんしたらハイ死亡~♪な場所に住んでますが(自宅にせよ実家にせよ)やっぱりアメリカ人の中には「今日本に行くのは危険」という刷り込みがあるんでしょうね。

そうそう、今まで「地震よけかよwww」と思う程地震に遭って無かった自分ですが、この前初めて東京に滞在している時に地震に遭いました。4月1日夜ですが、福島沿岸で震度5強だったやつです。当方の宿泊地は東京都江東区だったんですがゆ~らゆ~ら揺れる地震で「ん~?何か揺れてる~?」と思ったらそれだけだったのでほっとしました。個人的には阪神大震災前の「三陸はるか沖地震」の時の方が揺れが大きかったような気が。

しかし妹曰く「最盛期にはこの程度の揺れが15分に1回来てた」んだそうで、「あーそりゃー船酔い状態になりますね~」と合掌。プレート型の地震の揺れ方って嫌ですよね。WOGの自宅の方は活断層型の地震が多いのでああいう揺れ方はしないんですよ。大抵縦揺れなので。

なんだか脈絡のない文章をつらつら書きましたがこの辺で。NCAAのゲームビデオは相変わらず受け付けておりますのでどうぞお申し込み下さい。(そして申し込まれた方、今暫くお待ちください)

バスケットボールビデオ頒布のお知らせ

スポーツ専門ブログやホームページ、mixi、facebookなどでも告知しましたが、この度、やっとこさビデオ→BD-Rへのデータ移行作業が完了しましたのでWOGが鬼の如く収集したビデオテープを頒布します。

◆バスケットボールビデオ頒布のお知らせ◆
当方が所持しておりましたNCAAバスケットボールのVHSビデオをご希望の方に差し上げます。着払いで送りますので送料のみの負担で結構です。

(定型外郵便やレターパック500などの発送形態にも対応しますが着払い希望の方を優先します)

およそ1996年~2002年までの録画がほとんどです。NBAやNCAAフットボールも少しあります。

先着順でお送りいたしますのでお早めにどうぞ。

頒布に関しての諸注意はこちら



リストは随時更新します。

大体はACCやBig Eastのゲームが多いです。Big TEN、SECなどもあります。(PAC10などの西海岸系は少なめです)

尚、中にはMTVやらBETの番組、映画も入っているのでHip Hop & R&B好きの人は是非どうぞ(^^)

お問い合わせについては諸注意に記しましたメールアドレスまでご一報下さいませm(_ _)m

それではでは♪ 

偏差値85の植物人間。

コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)
クチコミを見る


本日、上記の作品がKONOZAMA状態でポストにブッ込まれていたので読んでみました。

ってかアマゾンでKONOZAMAにならないように複数の書籍を買ったにもかかわらず、コレだけ別途送付ってなんかもーイライラするんですけど何とかならんのですか。
つかAMAZONの書籍メール便て何であんな変なサイズなんですか。アレ全部すっぽり入るポストなんて市販されて無いと思うんですが。


幸いにも現在地は牧歌的な住宅街なので抜き取って盗もうって言う人はいませんが、京都でも姉小路から南の市街地だとあんなの「盗ってくれ」と言わんばかりなので郵便事故多発してるんじゃないだろうかと思う訳で。
(実際自分もポストから取り出す時KONOZAMAのお陰で蓋が開かなかったのでコレだけずっぽり抜き出しました)

えーと、まず近況から。とりあえず生きてます。洛さんも元気です。ていうか時々ぼーっとしてて洛さんの水とか餌とかを取りかえるの忘れて殆ど水が残って無い中でばたばた水浴び始めて「あーごめんごめん」と水と餌を替える、というダメ飼い主です。

あと、もう少しで手持ちのNCAAバスケ関連のビデオデータを全部BD-Rに移し替えられるので、作業が全部完了した時にはこちらのブログ、及びNCAAバスケブログ、mixi(ニックネームWOGで検索すればそれは当方です)などで「ビデオ要る人いないかえ~」と募集かけますので今暫くお待ちください。

近況報告が長くなりましたが、最初のリンクの『コメットさんにも華がある』の読後感想など。

『レナード現象~』に続く川原泉の「~がある」シリーズです。『レナード現象』の時には「ちょっとこの高校生は余りにもリアリティが無さ過ぎ・・・」と思っていたのですが、『コメットさん』になると「偏差値85超の学校」(10ページ本文より)などの説明が加わりました。恐らくWOGと同じ感想を『レナード現象』で抱いて作者の川原さんに指摘した人が多かったのでしょうかね。まぁ今時首都圏以外の地方の学校で偏差値85超の共学高校なんぞは存在しないので科白からも「これは飽くまでファンタジーですから」ということを強調したいんでしょうね。

あと、『レナード現象』の時に感じた違和感として「何で今時の高校生がケータイ持ってないんだよ」というのがありましたがコレも『グレシャムには罠がある』(本文76~118ページ)で「いきなり何十億もの負債を背負って夜逃げした両親に取り残された貧乏学生(昼ごはんが一握りの砂糖のみ)」という設定で違和感が回収されているので、こちらもやはり何らかの指摘があったのだと考えます。

何せゆとり教育全盛のこの時代に文系にも数学や物理をバリバリ教えているという高校なぞ現実には皆無に等しいのでやっぱり「川原世界」という結界の中で展開されている物語だ、ということは言えるのですが。

ゲームが大好きとか科白の中にTOEFLとかTOEICなどの言葉が出て来る辺りは現状の高校生の事情に配慮しているとは思いますが、しかし、やはりココまでもってしても残る違和感が。

それは「教育現場にパソコンが全く現れない」ということです。現在の高校生は「情報」の教育は必須科目になっており、パソコンを用いた授業なども多く行われている(情報に力を入れている高校はパワーポイントなどまで作成させています)のですが、そういうものは一切出て来ず、また、授業も昔ながらの「黒板にチョーク」のみです。最近では中学や高校の授業をパワーポイントで行う教師もいるのですが(お陰で教師の仕事量が倍に増えたと言っても過言ではありません。パワーポイント、見る方は簡単ですが、内容をまとめる&ファイルを作るのはめちゃめちゃ時間をとられます・・・orz)そういったものや「情報」教育については一切触れていません。

まぁ端的に言ってしまえば「川原泉の中での『学校教育』は1980年代で止まっている」ということでしょうか。共通一次に苦しめられ、またひのえうま以外の生まれ年の人間はマスプロ教育の洗礼を否が応でも受けていたあの頃の教育風景が憧憬のように描かれていると言っても良いでしょう。

因みにパソコンに関する描写についてもSNSなどの存在は一切描かれておらず、登場するのは「大学の理学部の研究室」(本文63~64ページ)という、矢張り「80年代の教育現場」を彷彿とさせる場面のみです。(Windows95が登場するまでは「パソコン=理系」という等式が成立していました)

しかしそこでも出て来るメディアが「バックアップ用のディスクやMO」(本文64ページ)という状態。多分今の大学生ですら「MOというメディアが嘗て存在していた」という事実など知らないのではないでしょうか。現在はWindows7のインストールのディスクもDVD-Rですし、録画媒体としてはBD-Rが主流となりつつあるこの2011年においてMOってなんじゃい、と思って最後のページを見てみたら、何とこの作品(『その科白には嘘がある』)は2006年に描かれたものだと判り「あー、じゃあまだMOとかあった時代だわね」と納得しました。(因みにWOGはCD-R及びDVD-Rの前はMOではなくZIPを使っていました。ガラケーと同様、あの時代の大容量記録媒体は世界基準だとZIPでMOが普及していたのは日本のみだったので)

平たく言えば執筆されてから単行本が出版されるまでに5年以上掛かっている状態なのですが、コレは過去に傑作を遺している川原泉ならではの編集者からの御目零しなんでしょう。

さて、タイトルの「偏差値85」はコレで何とかクリアしましたが、その後の「植物人間」というのは何かと言えば、川原泉における男性の描写です。勿論こういった男性の造形は「80年代の少女漫画の一種のテンプレ」と言ってしまえばそれまでなんですが、偏差値85超の学校の男子をこう描くのは川原泉が「こうあって欲しい」と願う像であって、現実の「偏差値の高い高校の男子生徒の実態」とは大きく掛け離れています。

自分の経験から言えば、この「草食男子全盛(というか崇拝)時代」の現在、数少ない「肉食男子が生存を許されている場所」が「偏差値の高い私立中高一貫校」です。彼らは中学受験に成功した段階から「勝ち組」の栄誉を得たわけですから必然的に心のどこかに傲慢さを宿して思春期を過ごします。しかも彼らは男子だけという特異な環境で教育を受けますから女性に対しては「男である自分が従わせるべき存在」という見方を、少年マンガやエロ本、そして自分の母親などを見ながら培っていきます。実際にWOGは大学時代、開成や灘の出身者の傲慢さ加減には「ええ加減にせーや」と辟易していました。

しかるに、川原泉の世界の中での「偏差値85超の学校の男子生徒」にはそういう類の傲慢さはあまりみられません。よしんばあったとしても「家が裕福であることから来る傲慢」(『グレシャムには罠がある』)であったり、「芸能人であるという優越感から来る傲慢」(『コメットさんにも華がある』)であったりしています。彼らを「草食男子」と一刀両断に斬ることも可能でしょうが、どちらかと言えば彼らは「食して」すらいません。つまり「草食男子」でなく「草男子」なのです。女性、もっと端的に言えば女性器に対する獰猛なまでの執着心は川原泉の中の男子には存在しないのです。(この辺りはWOGだけでなく多くの識者が指摘している処です)

まぁそれでもこの「どっかズレてる川原ワールド」を否定するつもりもありませんし、このまま淡々とお話を描いていって下されば、一読者としてはそれで充分満足なのですが。

・・・というわけで読んだマンガに対してひたすらツッコムという形でブログを書かせて頂きましたが、川原泉は女性読者の間でもジャストフィットする層とそうでない層の落差が激しい作家なので手放しで薦めるつもりはありません。好きな人だけ読んだらええんでないの、という処がWOGの正直な感想です。
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