tomorrow is another day

人生の負け組WOGのヒキヲタで気まぐれな雑記。

ルパン三世@TAKARAZUKA観てきました!

宝塚まで『ルパン三世』を観に行ってきました!
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凄く嬉しかったのは大野雄二さんのあの『ルパン三世のテーマ』やらテレビシリーズの音楽がかなり使用されていたこと。

宝塚は、著作権などの理由もあって、オリジナル版とは別の楽曲が使用される場合が殆どなので(一番判りやすい例が『ベルサイユのばら』シリーズ。最近だと『エリザベート』。双方ともアニメや海外の舞台とは全く違う曲が使われ、歌われます)ちぎちゃん(早霧せいなさん)が「♪真っ赤な~薔薇は~♪」と歌い始めた時は「おお!皆が知ってるルパン三世だ!」と嬉しくなりました。

その他銭形のとっつぁんのテーマも演奏&歌唱されたりと、ルパン三世に親しんだ世代には非常にとっつきやすい舞台に仕上がっているな、と思いました。「宝塚=独特の化粧、謎のシャンシャン」という偏見でなかなか足が向かない男性にも非常にオススメできる作りになっていました。

WOGはルパン三世シリーズは大好きなんですが、今回のミュージカルはテーマ曲もなんですが話の構成やコミカルさなど、非常に「テレビアニメの第二シリーズっぽいな」と思いました。(いや、多分第一シリーズの「♪ル、ル、ル、ルパン♪」を知ってる人は殆どいないと思いますがw)

ルパン三世役の早霧せいなさん(本公演から雪組トップです)は絶対世代的に「クリカンルパン」しかリアタイで知らない世代だと思うのですが、台詞の言い方や、アクションなどは山田康雄ルパンをすごく参考にしてるな、という印象。

個人的に嬉しかったのは次元役の彩風咲奈さんが常に咥え煙草で登場していたこと(勿論火は点いてませんよww)。確かにWOGはタバコアレルギーですが、嫌煙家ではありませんし、嫌煙ファシストでもありません。そういう声の人が大きいアメリカなんかでは『ONE PIECE』のサンジのトレードマークとも言える咥え煙草がチュッパチャップスを舐めてる設定になってて「おいそれは違うだろう」と泣けて来たので。ルパンファミリーの中では次元が一番好きなので、「次元と言えばソフト帽にビアード髭、咥え煙草でマグナム早撃ち」のイメージを余り壊してはいなかったので(流石に遠距離射撃などは舞台の関係上できませんでしたが)ほっと胸を撫で下ろしました。

そして石川五ェ門役の彩凪翔さんは「流石雪組」と唸らせる立居振舞の良さ(注:雪組は創立当初から「和物の雪組」と言われる位和物を得意とする組です)。殺陣のシーンで一番光っていたのは五ェ門だったと言っても過言ではありません。

でもって、大湖せしるさんの不二子ちゃんがめっさ色っぽい!大湖さんは3年前から男役から娘役に転向した方なのですが、不二子ちゃんのような一本筋通ったかっちょええ女性の役は凄く似合っていると思います。

というか、雪組の娘役さん、全員胸が大きいんですけど、それは直前に宙組(男役の平均身長が異常に高く、娘役は割とスラッとしている人が多い)を観まくっていたせいでしょうかww(宙を見慣れてしまったせいでこの演目を見た時「あれ、ヅカの役者さんってこんなに背が低くて頭身少なかったっけ?」と最初思ってしまいましたww)
いやでも、そう云う意味でも男性に是非観に行ってほしい演目ではあります。

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後半はFANCY GUY!と名が付いたショーです。こちらはヅカっぽい演出ですが、矢張り思ったのは「娘役さんがみんなセクシー」ということです。とにかくヅカを変な偏見で見ている男性&男子!雪の女の子を見て萌えてくれ!(笑)

まぁココまで持ち上げといてオトすのもなんですが、今後WOGは雪と花は多分よっぽどの演目でなければ観に行かない予定です。

理由は「トップ娘役が96期だから」というごく単純なものです。あと96期、雪と花に何故か集められている印象があるので。ちぎちゃんとみりお(明日海りおさん)には悪いけど、君達の相手役が退団するまでは君らを観に行けません(今回のような演目でも1回に留めます)。

今迄も星と宙を中心に見ていたのですが、両方ともトップさんが退団されてしまうので、特に宙は観に行く回数減るかと思います。

「何でそこまで96期に拘るのか」とか「96期って何?」って人は「宝塚 96期」で検索すれば大抵何が起こったか引っ掛かりますので、そちらを参照にして下さい。一言だけ言わせて貰うと、「裁判で負けてるのにどうしてそれを劇団が認めないのか」という点でWOGは96期を文字通り「黒期」扱いしているので、この期が全員退団したらまた観に行こうとは思っています。

【WOGの近況】
全然ブログ更新してないのでホントすみません。簡単に箇条書きに。
(1)2014年8月の謙信公祭に行ってきました。WOGの必殺兵器のサンニッパを取り出したら周りの人が「ああ、去年も居ましたよね」と言われましたwwしまった、面が割れているwww
(2)2014年12月に南座で片岡仁左衛門観てきました。團十郎や勘九郎が相次いで逝去してしまったので「生きてる内に仁左衛門は観ておく」を達成できてうれしいです。七之助さんめっさ妖艶でした。
(3)2014年12月に二条城にアートアクアリウムを観てきました。夜の屋外、暗い照明、動く金魚という三重苦でしたが、何とかEOS1D MarkIIが活躍してくれました。
(4)葵ちゃんはこの前2歳になりました。最近余り出してあげてないのでたまにケージから出すと凄い勢いでひっついてきます(苦笑)。

男性でも読める少女漫画家さんのこと。

どうも、WOGです。

ぼーっとしてたらこの新巻漫画を2か月以上後に読むというどうしようもない生活をしておりました(苦笑)。



『アフタヌーン』でも連載を持たれていたので(ヴァムピール)、青年誌を読む男性で
「少女漫画はちょっと・・・」という方でも此の方の名前はご存知の方が多いかと思います。
何でか知りませんが少女漫画に必要以上のアレルギーを持つ男性って多いですよね・・・。
当方は漫画に関しては雑食なので「面白ければ何でも消費」な人間なのですが)

勿論、インターバルを置いてモーニング連載中の惣領冬実さんの『チェーザレ』
「少女漫画風な絵柄ながら時代考証や人物描写がしっかりしている青年漫画No.1」というのが
当方の現時点の評価です。

ただ、樹なつみさんの漫画はストーリー的に青年誌向きだなーと読んでて毎回思います。
(普段少女漫画読みそうにない知人男性も「『八雲立つ』は全部読んだ」と言ってました)

で、問題の『花咲ける』ですが。
本編が終わったのはもう20年前になります(苦笑)。
数々出て来る魅力的な男性キャラクターに誰派だ誰派だと連載雑誌を回し読みして
女子同士言い合っていたまだ若かった当時を思い出します(年寄り発言過ぎる・・・)。

しかし当方、本編の終わり方に全く納得が行かなくてですね。
いや、夢見る乙女チックヴィジョンでは
「自分だけを見てくれる最高の伴侶と自分の故郷で愛を育みながら暮らす」
なんてのはもうたまんないかもしれませんが、
残念ながら当方は当時からそう言った乙女チックフィルターが欠如しておりまして、
「おーい立人はそんなんでええんかー!」
どうしても企業家目線で考えてしまう訳です(苦笑)。

そんな立人が再び丁々発止のビジネスの最前線に復帰するのがこの巻です。
バーンズワースの会長として曹を従えている処で「あーやっとすっきりした!」と
溜飲が下がりました(笑)。


具体的な明示はしてないのですが、この『特別編第五巻』は恐らく2000年前後を
想定して書かれているのかな
、と思います。コレは、本文にもそれを匂わせる記述が
ありますし。
(でもNYCが比較的穏やかなので多分911テロの前かと考えられます)
携帯電話の形とか、パソコンのモニタの形とか、そういうのを考えてもこの辺かな、と。
(ふふふ、当方のような捻くれた読者はそういう重箱の隅まで見てるんですよ・・・)

20年経って特別編が執筆されると、絵柄が変わって来るものなのですが、
一応樹さんは「本編連載時の絵になるようにちょっと戻した」と仰ってます。
ものっそい細かい処で気付いたのが「新しく出て来た倣家筋の人々の名前の読み方」です。
本編だと大体北京標準話(立人、慶昌、視意)もしくは広東話(東旋)読みだったのが、
明らかに「客家語読み」に変わっています。
元々倣一族は客家系なので逆に「今の方が正しい」のですが、20年前当時は
客家語はそれ程注目されていなかったのもあるでしょうね。
(多分中国語の一方言的な立ち位置だった気が)
現在では台湾やマレーシア、インドネシア、タイなどの新興経済国で
大規模な資本を動かしているのが客家
なので日本でも客家語系の入門書が手に
入れられるようになりました。
ただ、客家語で問題なのは、各地に散らばってしまったがために、そこの現地語と
混ざってしまってクレオール化している
場合が多く、
「どこの客家語を標準客家語にするか」なんて
言い出したらそれこそ世界中の客家がわーきゃー騒ぎ出しそうな状態
です(苦笑)。

基本的には当方は日本語と北米英語しか読み書き喋りできませんが、
ちと最近色々と考えることがあって北京標準話や広東話なども少しだけ齧っています。
ただ、ホントに齧ってるだけなので、割と寝る前の寝オチの曲は
レスリー・チャンのスローテンポな曲にしてます。
(北米英語が聞き取れない人が英語の曲を寝オチ曲にするのと同じノリだと思って下さい)
レスリーの不幸な死から10年経ちますが、値上がる前にと買ったレスリーのCD全集
(香港輸入盤です)のブックレットに広東話で歌詞が書いてあるので、
それとピンイン表を見ながら「あ、此れは標準話の人が『外国語』っつうの判るわ」

思ったり。

話反れました。
『花咲ける』の本編は個人的にはあまし好きな終わり方では無かったのですが、
特別編を入れて読むと、すごく厚みが出て来る作品なんじゃないかな
、と思います。
(※飽くまで乙女フィルターが先天的に欠損している当方の感想なので、
乙女チックなエンディングをお望みの場合は本編で充分
かと思います)

「中学エリート」の末路。

 あんまりこういう記事を書くと身元バレをするので書かないようにしてたのですが、余りに最近「当て嵌まる事例」が続出し過ぎて結局「いっぺんブログで吐き出した方が良いな」と判断しました。敢えて落語の形式で書きます。

お題【県立・府立の進学校の謎な地元民の崇拝とその犠牲者の男達】

【枕:自分のことから】
 どことは明記しませんが、当方は所謂「旧制中学」の時代からある高校の出身です。東京に来てから知ったのですが、関東から北の公立高校って今でも「旧制中学」→「公立男子校」、「旧制高女」→「公立女子校」と言う処が残っているみたいですね(それでも最近は少子化に伴って共学化されている処も多いようですが)。当方の学校は関東より西なので「旧制中学+旧制高女」→「公立共学高校」です。なので当方はうちの父方の祖母、及び母方の祖母の後輩に当たります。

 で、当方が実家に帰る度に「何で?」と思うのが、地元の人々の「旧制中学崇拝」。当方は最近あんまり実家の近所の人達と話すことも無いのですが、ごくたまに地元を走ってるローカル線に乗ると大抵の地元の話題を耳にすることが出来ます。

 ある駅で女子高生位の歳の女の子が下車しました。その後、その女の子の近くに座っていた同年代位の男の子二人がこんな会話を始めました。
「今のって、同小の○○じゃね?あいつ今、○高(当方の出身校の地元での略称です)行っとるんやろ?」
「えーマジで!?あいつ超頭良いんやん!」

 まぁこんな感じですよ。
 地方の怖い処は「この感覚が大人になっても抜けない点」です。井戸端会議のおばちゃん達(そーいや最近「井戸端会議」って見掛けませんねw)ですら「××さん所の△ちゃんは○高」「じゃああの子滅茶苦茶頭良いんだね」と話の種にする位です。

 待て待て待て待てwwwwなぜそこを短絡的に結びつけるか!(苦笑)
 1学年500人近くいた時代の当方からすれば「500人も居ればピンキリ」です。今でこそ少子化の影響で定員が1学年300人ちょっとらしいですが、それでもやっぱりピンキリです。それを「○高に行ってるだけで超秀才扱い」は如何なものかと思うのです。特に学区制度がかなり厳密だった当方の時代は「そこしか行く所が無いから」で選んだ人も多いのです。(因みに当方が選んだ理由は「自宅に一番近い高校だったから」ですw)

 はっきり言いましょう。本当の意味の「秀才」は中学受験をして私立中学に行っている子(小学校では1人位しかそう言う子はいませんでした)か、もしくは「旧制中学の公立高校の上位5%まで」です。

 もっとシビアに言えば「学校の定期テストで上位100位までに入らなければ国公立大学には厳しい」です。コレは当方の時代も今も変わらないようです。そして多くの全国の「旧制中学母体の公立高校」がこの定式に当て嵌まります。つまり残りの子達は学校では「ごく普通の子」なのに、一歩学校の外に出ると「○高の子」と無駄に崇められてしまう訳です。

 そう言う子達は大抵は無難に現役若しくは一浪程度で都市部の私立大学に進学しますが、「○高出身」というネームバリューが捨てきれずに地元に戻って来て「○高の先輩の企業」に就職したりします。所謂「○高コネクション」というやつです。コレがうちの実家では異様に幅を利かせていて、うちの父親(別の学区の旧制中学出身)も「あの○高崇拝はなんとかならんのか。あれじゃ○高の中にいつまでたっても上昇志向が生まれない」と溜息ついてます。

【本題】高校の輝かしい名前を捨てきれない悲しい男子
 ここからが本題です。こういった旧制中学母体の高校の出身者は高校名が異様に高い為に、高校に入った段階で安心してしまって大学受験に気力が入らない子が一定数出てきます。そう言った子達がその高校では「ごく普通の子」になるのですが、学校内ではさして目立つ訳でも無いのに学校の外でやたらと持ち上げられるために「自分は学校では普通だが、本当は本気出せば凄い人間なんだ」という謎の自信を持ってしまう子がいます。こういうのは大体男子に多くて、しかもその男子は大抵母親に溺愛されています。

 さて、何を話すか判った方も多いでしょう。最近話題になった男性がことごとく上記に挙げた「謎の自信を持つ残念系男子」の条件に当てはまるのです。それでは具体例を挙げていきましょう。

(一人目)某元兵庫県議会議員
 検索で引っ掛かるの嫌なので実名は出しませんが、あの意味不明の会見で有名(≒ネットユーザーのおもちゃ)になってしまった人です。
 この人は旧制中学由来の公立高校→偏差値50後半台の私立大学、というライフコースです。
 4人きょうだいの長男ですが、どうやらお姉さんがいるようです。田舎行きゃ判るんですが、田舎の人の「長男崇拝」は病気じゃないのかという位酷いです(お蔭で女の子しか出来ず、両方とも大学進学で実家を出た当方の家は近所から「ちょっと変わった家」扱いされています・涙)。当然この人の母親も「初めての男の子」に溺愛し、かなりのモンスターペアレントぶりを発揮していたようです。
 まあ、学校教育に携わっている人なら大体察しがつくかと思いますが、中学校までの学習環境は、親がある程度整備して、教えてやれば、それなりに出来る子は成績が伸びるのです、皮肉なことに。
 どうやらこの人、高校1年の時に1年留年して1年生を二度やっているようです。典型的な「高校に入った段階で安心してしまったパターン」ですね。
 因みにこの高校、私の大学時代の先輩にも出身者が居ましたし、今の進学実績を見てもこの人が「高校では普通の子(=上位100人に入らないその他大勢)」に分類されていたでしょう。母親が苦労してこの子を「輝かしいあの高校」に入れてやった、ということなんでしょうね。
 お蔭でこの人は立派なマザコンに育ち、選挙活動もお母さんが献身的に手伝い、当選した後の県議会を仕切る方に「県議会の傍聴席に今日は親が来るから丁重にもてなせ」と言い放ったそうです。一年生議員が何をえらそうなことを、と少し考えれば誰でも判るのですが、多分この人にとっては「ちょっと本気出してやったんだ」と鼻高々だったんでしょう。
 当方も未だに親に「お前は視野狭窄だ」と言われて怒られてますが、この人の場合、親が溺愛して怒らなかったのが半分、自分の思い込みが半分であんな「小学生以下の大人」になってしまったんだと思います。

(二人目)黒子のバスケ脅迫事件犯人
 コレはワイドショーでも1日位しか取り上げなかったので覚えてらっしゃる方は一人目ほど多くは無いかも知れません。ただ、当方はカレッジバスケサイトを持っているので、『黒子のバスケ』という作品は知っていますし、アニメも見て楽しんでいました。(勿論、バスケ漫画としては『スラムダンク』には遥かに及びませんが、現在の群雄割拠の日本の男子高校バスケとウィンターカップの重要性を伝えてくれた、という意味では非常に意義のある作品だと思っています>スラムダンクの時代は能代無双で夏のインターハイが頂点でしたので)
 この人の場合は旧制中学由来の公立高校→アニメ専門学校中退、というライフコースです。
 一人目の人と共通する点は「人と話すときは独特のイントネーションでワーワーまくしたてていた」という高校時代の同級生の証言。何か文面見るだけで一人目のあの会見ぽいものが頭をよぎりました。
 そして案の定母親は「旧制中学に進学してくれた息子」を溺愛。近所の井戸端会議でも母親は「ウチの子供は早稲田に行かせるの」と言っていたんだそうで。今から考えてもあの高校のレベルで早稲田って言ったら余程出来が良い科目(学年トップ取れるような)が一つあるか、上位100位以内(今だと50位かも知れない)でないと難しいのに、まあ良く母親も見栄を張ったもんですね。
 因みに今この人は逮捕→起訴され被告として公判中ですが、本人の意見陳述を見ると見事に「親が悪い。社会が悪い。(=自分は悪くない)」の一点張り。しかも物凄い早口で喋るために傍聴しただけではよく判らなくて、公開された文書で無駄に長い文が出て来るんだそうで。(注:開廷中の法廷内の写真撮影と録画・録音は一切禁止されています)
 この人が逮捕された時のあの不気味な笑いは「でかいことをやったったぜ!」という風にしか取れないのは決して変なバイアスが掛かってるだけとは思いたくないです。多分あのしちめんどくさい脅迫文送付作業も「俺が本気を出せばコレ位出来るんだ」と陶酔しながらやってたんでしょうね。

(三人目)秋葉原通り魔事件犯人
 コレは人によっては「酒鬼薔薇世代が起こした事件」に分類されるかと思いますが、当方は上記の視点で切ってみます。
 この人は旧制中学由来の公立高校→遠く離れた短大、というライフコースです。
 この人に関しては母親が色々な意味で酷いモンスターペアレントだったのが各メディアで報道されました。自分がその高校の出身だったからって息子にまでそれを強要し、逆らったらごはんを床にぶちまけて箸使わずに食べろとか、「自分の息子の人格を敢えて歪める行為」としか思えません。しかしこの人(息子)は長男であり、「上の子は親の言う事を必要以上に素直に受け取ってしまう」という「上の子特有の性格」だったために、中学時代までは親に手を上げて反抗することは出来なかったようです。
 一人目の記述で判るかと思いますが、このようなスパルタ教育が通じるのは中学校までです。案の定高校に入った後、この人は学校の中では「普通の子」になってしまい、学校を出た途端に「○高の子」と持ち上げられる落差に悩まされ、とうとう母親に暴力を揮うようになったそうです。
 そしてこの人が取った「でかいこと」があの秋葉原の惨劇でした。わざわざ福井まで行って凶器を買ってる処などは、この人なりの「俺の本気度を見せてやろう」なんでしょうが、「本気出すベクトルが色々違うだろ、社会的に」と思わざるを得ません。
 その後、今年になってこの人の弟が自死をしてしまいました。男尊女卑が強い地域で、女きょうだいのみで育った当方からすれば男の子を二人も授かっておきながらこの結末、というのは余りに惨いとしか言いようがありません。

(おまけ)同志社大学のレイプ魔
 こちらは入れる必要があるかどうか、よく判らないので「おまけ」扱いにしておきます。
 この人のライフコースは大阪府トップの私立男子校→同志社大学、というライフコースです。
 当方の割と近しい知人もこの人の出身校ですが、進学実績を見る限りでは「普通の子=上位100人以下」だったと考えられます。
 関西では割と名が通った名門校ですので関西の人が聞けば「おお、頭良いな!」と返ってくる学校です。そんな高校では「普通の子」だったこの人、無難に(?)同志社大学に滑り込んだ後に立てた目標(=「でかいこと」)が「大学卒業までに1000人切り!目指すは加藤鷹!」だそうで。「お前の本気はそんな方向かよ」とハリセンで叩きたくなりますが、ホイホイナンパについていく女の子の貞操観念もどうかと思いますよ。どういう風に切ってたか知りませんが、変な病気を持ってたり貰ってたりしたらどうするつもりだったんでしょうかね。
 で、面白いように女子が釣れるので「自分はフェロモンバリバリだぜ、靡かねえ女はいないぜ」と勘違いして夜の京都の街中で強姦未遂。いや、多分それまでに強姦された子、居るでしょ絶対。
 この人を「おまけ」扱いにしたのは、「母親の話」が出てこないからです。多分何らか関係があるのでしょうが、ちょっと今の処は何も掘り起こせなかったので「おまけ」としました。

【オチ】何故敢えて故郷じゃない場所で問題を起こすか!?
 オチのタイトル通り、本題で上げた男性はいずれも問題行動を起こした場所がことごとく「本人の出身地とは離れた場所」になってます。
 アレですか、自分の実家周辺ではやっぱり「○高出身の子」というネームバリューがでかすぎて気が引けたんでしょうかね。
 そんなもん、その土地を離れれば何の価値も持たない、ただの「経歴の一部」ですよ。そんな薄っぺらいものを後生大事にする、というのは結局「男社会がそういう経歴を重視するから」以外の何物でもないと思います。
 最近話題になった女性でこういうものに当て嵌まるのはせいぜい理研の人位でしょうが、アレは「研究者で食っていくために必要な経歴」であって、彼女がやった「でかいこと」もその延長上にあるので、いまいち適用できない、ということを考えると、「何か男って拗れるととことん本気出すベクトル間違えるのね」と思わざるを得ず。

 勿論、こうやって論立てしても定型から零れる「やらかした男性」も多くいますが、割とこういう拗らせ方してる男性が色々痛い気がするので書き出してみた次第です。お後が宜しいようで(テケテンテンテンテン♪)。
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