ブログではお久しぶりです。WOGです。
相変わらずのんびりやっております。(いやのんびりじゃいかんのだがww)

さて、本日は大阪までちょっと足を伸ばして行ってきました。
行き先はこちら。↓
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何でキーシンかと言いますと、「そーいや最近生でキーシン聴いてねえな」と思ったからです。
それも20年単位で!(歳がバレるwww)
多分最後に生でキーシンの演奏聞いたのって25年位前じゃね?と素で思ったので。
(国家元首がゴルビーだった時代ですよ。ゴルビー本人が来てたので何故か入口で手荷物検査と
X線検査受けましたよ・・・)

あとは
(1)25年も経てば何か変わってるだろ
(2)そういえばシンフォニーホール行ったこと無いわ(東京に住んでたのでサントリーばっか)
(3)曲目に興味があった

因みに当方、ライブでクラシック演奏を聴きに行くときには必ず「予習」をしていきます。
しかも、演奏者本人が聞いたら「やめてくれwwwww」となる位エグい予習内容です。
本日の予習は
シューベルト→リヒテル
スクリャービン→ソフロニツキ

・・・この内容だけでもその辺の日本のプロの演奏家さんは涙目になりますし、
そうでなくても「お前喧嘩売ってんのかww」と言われそうですが、個人的には
「スクリャービンをホロヴィッツにしなかっただけ良心的」
と思っています(酷いww)。

で、席はと言えば「何の冗談だ」という演者ド真ん前の2列目。↓
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丁度私が入った時は調律師さんがニューヨークスタインウェイを調律してましたが、
割と音波ズレがめっさ気になる当方としては調律師さんが「敢えてズラして調律する時」に
無茶苦茶気持ち悪くなるんですよ。
「うわあああそれ上のCをもうちょっと締めて(音上げて)くれ(涙)」とか。
絶対にも程があるほどの音感ってのもちょっとこういう時に困ります。

さて、一曲目のシューベルト。
やっぱりと言うか、WOGの嫌な予感が的中しました。
基本的にシューベルト辺りの曲はベーゼンドルファーが一番合ってると思うのですが、
ニューヨークスタインウェイのビラビラした音が出てしまってました。
(まぁニューヨークスタインウェイを「そういう楽器」にした元凶はホロヴィッツですが)
あとシンフォニーホールが残響2秒というサントリーよりも長い残響時間なので、
逆にシューベルトなどを演奏すると必要以上に響いてしまう。
更に言えば、今日の天候が曇りで物凄い湿気があったので、
「ぐあああああベタベタなシューベルト(涙)」
になってました。

いや、キーシンご本人はかなりこの悪コンディションを何とか乗り切ろうと頑張って
居ました
よ。多分他の欧米諸国で弾く時よりダンパーペダルの押し方にかなり
気を遣っていた
ので。
(見た所8分の1単位で押してるっぽかった。前から2列目の功。)

まあキーシンの曲解釈そのものについては「ああ、何か20世紀的解釈ね」と
理解できましたし、めっさ近くだったので歌ってる声まで聞こえてきました

WOGはこう見えてその昔ピアノヲタクの巣窟に生息してましたので、
「弾きながら唸る」乃至「弾きながら歌う」ことに関しては、多くの同輩・先輩方が
実践されていて
「何で声出るの?」と聞いたら
「ホントは大声で歌いたいぐらいなんだよ!」と返ってきました。

CDやYouTubeでも「弾きながら歌ってる」のが聴けるのはグレン・グールドでしょうか。
参考までに「弾きながら歌ってる」グールドの画像リンクしときます。
(WOGはグールド大好きです。DVD-BOX持ってます)


しかし、どうも大阪のお客さん、「弾きながら歌う」というのが判んないのか、
途中で何か後ろの方からヤジが聞こえてきたような。

まぁでもキーシン的には「今はシューベルトに取り組みたい時期」らしいので
(CDの最近のラインナップもそんな感じ)「もうちょいしたらベートーヴェンの
後期ソナタもやってね」と言った感想です。

さて、後半はスクリャービンですが、ちょっと表に出すと「こいつはクラシックの
ピアノを聴きながら何を考えとるんだ」と思われかねないのでワンクッション置きますが、
ちょっと一言だけ言わせてください。
私の斜め前のお婆ちゃん、あんたスクリャービンのエチュードの時に思いっ切り
いびきが聞こえてましたが!?(怒)
最前列取っといてスクリャービンで寝るとか、一体どういう了見ですか!(怒)
ていうかあんた一体何しに来てるんですかココに!(怒)


続きます。

後半はスクリャービンのソナタ2番に作品8のエチュードからアラカルト、という感じでした。

なぜ、この部分を折りたたんだかというと、

スクリャービンは弾く人のセクシャリティがモロに出る作曲家だ

という事です。

まあそんなことを知らずに前のお婆ちゃんは爆睡してたんでしょうが、寧ろこっちの方が
「ニューヨークスタインウェイの本領発揮」な色っぽい音色
を出してくれてました。

ただ、様々な演奏家のスクリャービンを鬼のように聴いてるWOGからすると
「・・・イマイチエロさが足りない・・・」
と思えてしまう弾き方でしたが。
無難っちゃあ無難ですが時折「それはTENGA使ってるんですか」ぐらいな演奏
垣間見られてですね。キーシン自体、割とアダルトチルドレン的な処がありますので
まあしょうがないかな、という感じです。

因みにグールドのスクリャービンは「ドライですねわかり(ry」という演奏、
ホロヴィッツのスクリャービンは「爺さん老いて益々盛ん過ぎやろww」という演奏、
ガヴリーロフのスクリャービンは「濃いわ!!!!」という演奏区分です。(WOG的に)

個人的にはOp.8-9のGis-mollの解釈は「おお!」と思いました。
中々この曲を生で聴く機会すらないので聴きながらニヤニヤ(下衆ですw)。

あと、何でか知らんけどいつの間にか「悲愴」という名前がつけられてしまっている
Op.8-12
はWOG自身、昔弾いたことが有る曲なので
「いつからこの曲そんな副題が付くようになったんだよwww」と半分涙目で
聴いていました。
ていうかOp.8-12はホロヴィッツの演奏が余りに有名なので
割と他のピアニストは避ける傾向にある
んですよね。
なので初めチケット取る時にこのリサイタルの曲目見た時に
「あの曲やるんか!めっちゃチャレンジャーやん!」と
ちょっと喜びました
が。

で、終わってアンコールがこちら。↓
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いやコレ、全部終わった後の掲示板なんですけどね。
・・・ていうかWOGは曲は全部曲知ってたので
「BWV(バッハの作品番号)あれ何番だっけ?」と
参考にしに来たのに書いてねえとはどういう了見ですかホールスタッフ!(怒)

それ以前にアンコールを無難にまとめようとするなキーシンさん!(泣)
何でアンコールのトリがコレですか!もっと冒険しなさいよ!(号泣)

(あ、因みに『英雄』はOp.53です。一応)

でもってアンコール中に明らかにアラフィフやらアラカンっぽい御嫂様方が
プレゼントやら花束やらを客席からホイホイあげてる
し。

・・・あんたがた、演者はもう10代の少年じゃなくて40代のおっさんだ
ということを忘れてませんか?(泣)


てか、シンフォニーホールは花束とかプレゼント禁止って言ってなかったかおい!?
それとも独自の「キーシンルール」で「おばちゃんからのプレゼントは可」とか
そういう何か黙契的なものがあんのか!?


ぜーはー。(すんません、ちょっと荒ぶりました・苦笑)
聴きに行って思ったのが、「今のキーシンの音に一番合ってたのがバッハ=ケンプ」
だということかな。この際だからイギリス組曲とかバッハ=ブゾーニとかでプログラム
固めてみては如何でしょうか
、と思いました。
割と対位法をきっちり意識して弾いてるっぽい姿勢だったので。

まぁ、今は「判りやすい曲」にしないと興行的に「売れない時代だ」というのは
判ってますが、このプログラムでこのアンコールで、果たしてどれだけの
ピアノヲタクが満足するか
という内容です。

あと、アンコール曲の掲示板を撮ってるときに後ろにいた兄ちゃん達
(恐らく20代~30代位)が「アンコールは二曲目が前衛的だったな」
と言ってて
「Op.42-5のどこが前衛か!スクリャービンでその台詞を吐いて良いのは
Op.60番台以降の曲だろ!」
とツッコミたくなりました。
正直、あの時代の「前衛」は「須らく梅毒が脳にまで達して頭が狂騒状態になってる
状態で書いた曲」が該当する(ニーチェの『力への意志』なんかが文体では良い例)と
思ってます。
(あと実はWOG、Op.42-5は弾いたことがあります)

いや、私の知り合いが余りにクラシックヲタク拗らせた人が多いのは自覚してますけど、
(プロ・玄人並みのアマチュアピアノ弾きなどがごろごろいる)
余りのアウェイ具合にちょっとまた引きこもりたくなりました(苦笑)。